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上海漢方

2014年01月28日

面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している

疑問は残ったままだったが、ともかく再会し、喜んだ。三体牛鞭
 面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している。

「転校いきなりだったから、二人して泣いたよねー」
 早苗は言う。詩織も頷く。

 そして私は、
「そうだっけ」
 記憶がなかった。

 早苗の家に向かう。室内で遊ぶ時は早苗の家が定番だった。三体牛鞭
 家に入ると、早苗の母親が迎えてくれた。
「おばさんのことは覚えてる? 鈴ちゃん」
早苗母が語った真相はこうだ。
 早苗と詩織、鈴という三人組がいた。そして鈴が小二に上がる際転校した。
 ここからは推測。
 十年以上経ち、再会するという話になったが、早苗も詩織も「鈴」という名前は覚えていなかった。だから私の名前のほうで上書きされてしまった。

 ……では、私は?
 私自身の記憶は何だったのか。

「私、誰だっけ」芳香劑rush
posted by 久留巳 at 11:10 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している

疑問は残ったままだったが、ともかく再会し、喜んだ。三体牛鞭
 面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している。

「転校いきなりだったから、二人して泣いたよねー」
 早苗は言う。詩織も頷く。

 そして私は、
「そうだっけ」
 記憶がなかった。

 早苗の家に向かう。室内で遊ぶ時は早苗の家が定番だった。三体牛鞭
 家に入ると、早苗の母親が迎えてくれた。
「おばさんのことは覚えてる? 鈴ちゃん」
早苗母が語った真相はこうだ。
 早苗と詩織、鈴という三人組がいた。そして鈴が小二に上がる際転校した。
 ここからは推測。
 十年以上経ち、再会するという話になったが、早苗も詩織も「鈴」という名前は覚えていなかった。だから私の名前のほうで上書きされてしまった。

 ……では、私は?
 私自身の記憶は何だったのか。

「私、誰だっけ」芳香劑rush
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2014年01月17日

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました。紅蜘蛛
そして、いつかきいたこえがはなしかけてきたのです。
「ヤァ、マタアッタネ?」
そのこえははじめてきいたときより、なんだかつめたいこえでした。
「ナニモハナサナクテイイヨ、ボクハゼンブシッテイルカラ。」
おんなのこがなにかをはなしかけるまえに、そのこえはぺらぺらとしゃべりはじめました。
「キミハエライネ、ヒトノタメニウゴケバ、ダレモキズツカナイトオモッテ、アレカラスゴシテキタンダカラ。」
おんなのこはそのこえをきくしかありませんでした。
「ケレドワカッタデショウ?ドレダケ、ヒトノタメニウゴイテモ、イイコトガアルワケジャナイッテ。」
どこからそのこえがきこえてるのか、わからないからです。
「ボクハキミノ"キズ"だ。キミガキズツクト、キミガクルシムト、キミガカナシムト、ボクハテデクルンダ。」
おんなのこはじぶんのからだをみますが、どこもまっかになっているわけではありません。紅蜘蛛
「モウダメナンダヨ、カラダノキズハカタマッテキエルカモシレナイケレド、ココロノキズハキエナイ。」
おんなのこは、ただそのこえをきくことしかできませんでした。
「モウイイデショウ?コレカラサキ、オナジヨウナコトバカリダ。コワレテシマッタココロハ、モドッタリハシナイ。」
そして、だんだんとそのこえにのみこまれていきます。
「ナライッソノコト、ヤメテシマオウヨ。」
なにをやめてしまうのか、おんなのこはわかりませんでしたが、そのこえがおそろしくなってきました。
「ニゲラレナイヨ、ボクハキミノナカニイル。ドコニイッタッテ、ボクハズットイッショナンダヨ。」
どんどんおおきくなるこえに、おんなのこはみみをふさいで、にげるようにしたをむきました。
そのとき、ふとじぶんのひざがめにとまりました。
かつてともだちがいたそこは、もうきれいになおっていましたが、おんなのこはおもいだしました。
「ゆうきをもつことを、わすれない。」
そうつぶやくと、さっきまできこえていたこえはきこえなくなっていて、かわりになつかしいこえがきこえてきました。
「ごめんね。いじわるするようなことをして。」
「ううん、いいの。おかげでたいせつなことをおもいだせたから。」紅蜘蛛
そのこえはかつてけがをしたときにきこえてきたこえでした。
「これからきみは、きょうのようにきずついてしまうようなことがあるかもしれない。でも、そんなことにまけてほしくはないんだ。」
「うん。わかった。」
「もうぼくとはあえないけれど、もうだいじょうぶってしんじているよ。きみはもう、つよくなったみたいだから。」
「うん。わたし、わかったの。あなたがはなしかけてきたりゆうも、これからどうすればいいのかも。だから、だいじょうぶだよ。」
「よかった。もうしんぱいはいらないね。じゃあ、げんきでね。」
「うん。ばいばい、そしてありがとう。」
それから、おんなのこはおおきくなっていくのですが、もうしたをむいたり、たちどまってしまうことはなくなりました。
いつかきいたこえがおしえてくれたことばは、おんなのこの、こころのなかにいつまでもちからづよくのこっていました。紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 15:35 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました。紅蜘蛛
そして、いつかきいたこえがはなしかけてきたのです。
「ヤァ、マタアッタネ?」
そのこえははじめてきいたときより、なんだかつめたいこえでした。
「ナニモハナサナクテイイヨ、ボクハゼンブシッテイルカラ。」
おんなのこがなにかをはなしかけるまえに、そのこえはぺらぺらとしゃべりはじめました。
「キミハエライネ、ヒトノタメニウゴケバ、ダレモキズツカナイトオモッテ、アレカラスゴシテキタンダカラ。」
おんなのこはそのこえをきくしかありませんでした。
「ケレドワカッタデショウ?ドレダケ、ヒトノタメニウゴイテモ、イイコトガアルワケジャナイッテ。」
どこからそのこえがきこえてるのか、わからないからです。
「ボクハキミノ"キズ"だ。キミガキズツクト、キミガクルシムト、キミガカナシムト、ボクハテデクルンダ。」
おんなのこはじぶんのからだをみますが、どこもまっかになっているわけではありません。紅蜘蛛
「モウダメナンダヨ、カラダノキズハカタマッテキエルカモシレナイケレド、ココロノキズハキエナイ。」
おんなのこは、ただそのこえをきくことしかできませんでした。
「モウイイデショウ?コレカラサキ、オナジヨウナコトバカリダ。コワレテシマッタココロハ、モドッタリハシナイ。」
そして、だんだんとそのこえにのみこまれていきます。
「ナライッソノコト、ヤメテシマオウヨ。」
なにをやめてしまうのか、おんなのこはわかりませんでしたが、そのこえがおそろしくなってきました。
「ニゲラレナイヨ、ボクハキミノナカニイル。ドコニイッタッテ、ボクハズットイッショナンダヨ。」
どんどんおおきくなるこえに、おんなのこはみみをふさいで、にげるようにしたをむきました。
そのとき、ふとじぶんのひざがめにとまりました。
かつてともだちがいたそこは、もうきれいになおっていましたが、おんなのこはおもいだしました。
「ゆうきをもつことを、わすれない。」
そうつぶやくと、さっきまできこえていたこえはきこえなくなっていて、かわりになつかしいこえがきこえてきました。
「ごめんね。いじわるするようなことをして。」
「ううん、いいの。おかげでたいせつなことをおもいだせたから。」紅蜘蛛
そのこえはかつてけがをしたときにきこえてきたこえでした。
「これからきみは、きょうのようにきずついてしまうようなことがあるかもしれない。でも、そんなことにまけてほしくはないんだ。」
「うん。わかった。」
「もうぼくとはあえないけれど、もうだいじょうぶってしんじているよ。きみはもう、つよくなったみたいだから。」
「うん。わたし、わかったの。あなたがはなしかけてきたりゆうも、これからどうすればいいのかも。だから、だいじょうぶだよ。」
「よかった。もうしんぱいはいらないね。じゃあ、げんきでね。」
「うん。ばいばい、そしてありがとう。」
それから、おんなのこはおおきくなっていくのですが、もうしたをむいたり、たちどまってしまうことはなくなりました。紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 15:32 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

テッドから受け取った酒に口をつけたガリウスは、その味に驚喜しつつ思わず声を上げた

「ほっほう!?こいつぁ新しい火酒じゃねえか!?」御秀堂
テッドから受け取った酒に口をつけたガリウスは、その味に驚喜しつつ思わず声を上げた。
あの、強い酒精と独特のにおいがする、新しい火酒。
気のせいかこの前分けてもらったものより更に上等な酒の味が、ガリウスの口いっぱいに広がった。
「酒があるなら、やっぱり肉じゃな!」
この美味い酒との出会いに感謝しながら、ガリウスはそれに手を伸ばす。
鶏の肉を油で揚げたとおぼしき塊と、中に刻んだ肉とオラニエがたっぷり詰まった揚げ物。
その二つを口にしていく。

鶏の、脂が乗って生姜の風味がきいた肉が噛み締めるたびに衣を突き破って口の中にたっぷりと肉汁を残していく。
刻んだ肉がたっぷり詰まったほうは豚の肉汁と少しだけ甘いオラニエの風味が、香ばしい衣の風味と混ざり合って口の中に広がる。
そして、その肉汁が口に広がったところで、酒を一口。
強い酒精と香りが肉汁を洗い流し、美味い。
この組み合わせは何度試そうとも、飽きることが無い。
「あ、ガリウス、から揚げとメンチカツならその黄色い奴の汁を掛けるといいよ。
 あと、メンチカツにはその黒いソースをつけても美味しいんだ」
「む……むむう!?」V26
ふと耳に飛び込んできたテッドの助言に従い、黄色い果物の汁を掛けて食ってみて……絶句する。
鶏のカラアゲとか言う料理に加わった、爽やかな酸味。
メンチカツというらしい細かく刻んだ肉の揚げ物につけた、黒い汁。
それらが加わることで、この2つは更に味が高まった。
「こりゃたまらんわい!」
ガリウスはごくごくと酒を飲みながら、次々と口に料理を放り込む。
その動きは、すべてがなくなるまで止まることは無い。

サシャは一心に魚を食べていた。
(この魚、すっごく美味しいけど、何の魚でしょう?)
それは、サシャの記憶には無い味だった。
赤い身の魚のように脂が乗っているのに、白い身の魚のように臭みが薄い。
色もピンクに近い色で、まるで赤身の魚と白身の魚が混ざり合ったような味。
それがさっぱりとした、乳色の酸味があるソースとよく合っている。
(それにしても……本当にどこからこんな魚を……)
食べながら、テッドが持ってきた品の出所を考えていると、テッドの声が聞こえた。
「おおっと!これ、シュライプじゃん!?へえ、シュライプってフライとかドリアだけじゃなくて辛い味付けもあうんだなあ」
(しゅらいぷ!?)
その言葉に反応し、サシャはテッドが食べているそれと同じものに手を伸ばす。
四角い、何かを包んで揚げたと思しき一見すると地味な料理。
それをフォークでさして口に運ぶ。
「……!?うわ!?本当にしゅらいぷじゃねえか!?」紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 11:18 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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