巨人倍増
威哥王
媚薬
紅蜘蛛
三便宝
精力剤

上海漢方

2014年03月21日

サンドリアの口から出て来た名前に、僕は首を傾げた

サンドリアの口から出て来た名前に、僕は首を傾げた。インモラル
子犬のマルが「一番上の姉様よ」と、僕を見上げ説明を入れてくれる。

「魔王様の大魔獣の中にも、位って言うのがあるのだけど、私やサンドリアお姉様は中位の大魔獣なの。でも、長女のロークノヴァお姉様は、私たちとは別格。10匹居る魔王様の大魔獣の中でも一位、二位を争うほどの力をもった上位の大魔獣なのよ。だから、ベルル様も簡単には召還出来ないの」

「………そうなのか?」

僕は、向かい側に座ってサンドリアの青い毛並みを撫でているベルルに問う。

「うん。……ロクちゃんには可哀想なんだけど、召還がなかなか成功しないの。心の中では良く会話してるんだけど」

そう言ってサンドリアをぎゅっと抱きしめ、頬を埋めた。インモラル

「なるほどな、ベルルでもなかなか難しいのか……」

とは言え、マルゴットやサンドリアでも十分強いのだから、あれ以上の上位の大魔獣など想像もつかない。
そんな事を考えていた時、いきなりサンドリアがベルルの腰辺りに鼻先を押し付けた。

口に何かをくわえ、顔を上げた。

「ベルル様のドレスにくっついてた」

サンドリアがくわえていたのは、丸い頭の妖精だった。

「……?」

「妖精?」

見慣れない妖精である。
いったいどこから付いてきたと言うのか。淫インモラル
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2014年03月08日

住宅街が途切れ、少し畑が続く道の端で女の子がどぶにはまってた

 左角を曲った時、いきなり現れた自転車に驚く。西班牙蒼蝿水
 あぶねぇ〜なぁ。
「あ??」
 住宅街が途切れ、少し畑が続く道の端で女の子がどぶにはまってた。
 それもご丁寧に両足突っ込んでる。
 俺は小走りで近寄ると
「大丈夫か?」
 と聞いてみた。
 女の子は俺を見上げて、両目に涙いっぱいに浮かべていた。俺が声をかけたせいで、そのこぼれそうな涙がほろほろと零れ落ちた。
 中学生か、小柄な高校生って感じだろうか? 私服はわかりずらい。
「自転車避けようと思って??」
 ああ。さっきの暴走してたガキの。
「怪我は?」西班牙蒼蝿水
「それは大丈夫なんだけど??」
 残念なことに、ここは橋本が落ちたみたいな側溝じゃないから、泥水がたっぷり流れていた。
 少女の両足はまさに泥だらけで、悪臭も放っている。
「とりあえず出たら?」と言って手を取り、少女を道路に引き上げてやる。
 なかなかにかわいい子だ。
 これが縁で彼女になっちゃったりしないかなぁ〜?
 ??まぁ。期待してないけどね。
「ちょっと待って」
 声はあげないが泣いてる女の子を置いて、すぐ目の前の家の呼び鈴を押した。
 居ればラッキー。その程度のものだが。
 欲を言えば、良い人だったらいいな。
 門の横の空いた駐車場を見てそう思った。
「はいはい〜」
 出てきたご婦人に事情を説明して、それから少女を傍まで連れてきた。
「まぁまぁまぁ」
「それで、そこの」蒼蝿水
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2014年02月25日

ゲームで言うならバットエンドのまだまともな方よ

〈なぁ…相棒…〉d5原液
「何トゥっちょ?」
〈これってさ…〉
「ゲームで言うならバットエンドのまだまともな方よ」
〈だよな…〉
「さて、トゥーリ。貴方ならどうする?断ってもいいのよ」
〈しばらく考えさせてくれ…〉
「分かったわ」
トゥっちょ…トゥーリが悩むなんて相当ショックだったのね
私は驚くことしか出来ないわ
でも、世界には病気で障害でしたい事が出来なくなる人だっているのは当たり前なのよ
例え、いい人でもそのような人に手を差し伸べるのは難しいのよねd5原液
トゥーリ…貴方はどうする?
私は………
雪姫さんの返信から2日経った
〈相棒〉
「何?トゥっちょ」
〈俺、雪姫を応援したい。だから…〉
「今回は、私もトゥっちょと同じ意見よ。頑張りましょうね」
〈おぅ!流石相棒!頑張ろうぜ!〉
「えぇ!やりましょう!」
〈んで、俺さ考えたんだけど…〉
「何?」
〈俺が使ってるこれをさ、雪姫バージョンにして使うこと出来ねぇかな?多分、タイピングが出来てるなら使えると思うし…〉
「そうね。トゥっちょが使ってるの確かあと2つぐらいは違う声が登録出来たはずよ」
〈おもちゃなのに万能だな!〉
「当たり前でしょ?私のおもちゃなんですから!」
〈相棒、流石だぜ!〉
「どうも。じゃあ、雪姫さんに聞いてみるわ」蒼蝿粉
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2014年01月28日

面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している

疑問は残ったままだったが、ともかく再会し、喜んだ。三体牛鞭
 面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している。

「転校いきなりだったから、二人して泣いたよねー」
 早苗は言う。詩織も頷く。

 そして私は、
「そうだっけ」
 記憶がなかった。

 早苗の家に向かう。室内で遊ぶ時は早苗の家が定番だった。三体牛鞭
 家に入ると、早苗の母親が迎えてくれた。
「おばさんのことは覚えてる? 鈴ちゃん」
早苗母が語った真相はこうだ。
 早苗と詩織、鈴という三人組がいた。そして鈴が小二に上がる際転校した。
 ここからは推測。
 十年以上経ち、再会するという話になったが、早苗も詩織も「鈴」という名前は覚えていなかった。だから私の名前のほうで上書きされてしまった。

 ……では、私は?
 私自身の記憶は何だったのか。

「私、誰だっけ」芳香劑rush
posted by 久留巳 at 11:10 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している

疑問は残ったままだったが、ともかく再会し、喜んだ。三体牛鞭
 面影など互いにわかりはしないが、記憶は共有している。

「転校いきなりだったから、二人して泣いたよねー」
 早苗は言う。詩織も頷く。

 そして私は、
「そうだっけ」
 記憶がなかった。

 早苗の家に向かう。室内で遊ぶ時は早苗の家が定番だった。三体牛鞭
 家に入ると、早苗の母親が迎えてくれた。
「おばさんのことは覚えてる? 鈴ちゃん」
早苗母が語った真相はこうだ。
 早苗と詩織、鈴という三人組がいた。そして鈴が小二に上がる際転校した。
 ここからは推測。
 十年以上経ち、再会するという話になったが、早苗も詩織も「鈴」という名前は覚えていなかった。だから私の名前のほうで上書きされてしまった。

 ……では、私は?
 私自身の記憶は何だったのか。

「私、誰だっけ」芳香劑rush
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2014年01月17日

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました。紅蜘蛛
そして、いつかきいたこえがはなしかけてきたのです。
「ヤァ、マタアッタネ?」
そのこえははじめてきいたときより、なんだかつめたいこえでした。
「ナニモハナサナクテイイヨ、ボクハゼンブシッテイルカラ。」
おんなのこがなにかをはなしかけるまえに、そのこえはぺらぺらとしゃべりはじめました。
「キミハエライネ、ヒトノタメニウゴケバ、ダレモキズツカナイトオモッテ、アレカラスゴシテキタンダカラ。」
おんなのこはそのこえをきくしかありませんでした。
「ケレドワカッタデショウ?ドレダケ、ヒトノタメニウゴイテモ、イイコトガアルワケジャナイッテ。」
どこからそのこえがきこえてるのか、わからないからです。
「ボクハキミノ"キズ"だ。キミガキズツクト、キミガクルシムト、キミガカナシムト、ボクハテデクルンダ。」
おんなのこはじぶんのからだをみますが、どこもまっかになっているわけではありません。紅蜘蛛
「モウダメナンダヨ、カラダノキズハカタマッテキエルカモシレナイケレド、ココロノキズハキエナイ。」
おんなのこは、ただそのこえをきくことしかできませんでした。
「モウイイデショウ?コレカラサキ、オナジヨウナコトバカリダ。コワレテシマッタココロハ、モドッタリハシナイ。」
そして、だんだんとそのこえにのみこまれていきます。
「ナライッソノコト、ヤメテシマオウヨ。」
なにをやめてしまうのか、おんなのこはわかりませんでしたが、そのこえがおそろしくなってきました。
「ニゲラレナイヨ、ボクハキミノナカニイル。ドコニイッタッテ、ボクハズットイッショナンダヨ。」
どんどんおおきくなるこえに、おんなのこはみみをふさいで、にげるようにしたをむきました。
そのとき、ふとじぶんのひざがめにとまりました。
かつてともだちがいたそこは、もうきれいになおっていましたが、おんなのこはおもいだしました。
「ゆうきをもつことを、わすれない。」
そうつぶやくと、さっきまできこえていたこえはきこえなくなっていて、かわりになつかしいこえがきこえてきました。
「ごめんね。いじわるするようなことをして。」
「ううん、いいの。おかげでたいせつなことをおもいだせたから。」紅蜘蛛
そのこえはかつてけがをしたときにきこえてきたこえでした。
「これからきみは、きょうのようにきずついてしまうようなことがあるかもしれない。でも、そんなことにまけてほしくはないんだ。」
「うん。わかった。」
「もうぼくとはあえないけれど、もうだいじょうぶってしんじているよ。きみはもう、つよくなったみたいだから。」
「うん。わたし、わかったの。あなたがはなしかけてきたりゆうも、これからどうすればいいのかも。だから、だいじょうぶだよ。」
「よかった。もうしんぱいはいらないね。じゃあ、げんきでね。」
「うん。ばいばい、そしてありがとう。」
それから、おんなのこはおおきくなっていくのですが、もうしたをむいたり、たちどまってしまうことはなくなりました。
いつかきいたこえがおしえてくれたことばは、おんなのこの、こころのなかにいつまでもちからづよくのこっていました。紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 15:35 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました

てのひらはまっかにそまっていないのに、いつかけがをしたときよりもいたくかんじました。紅蜘蛛
そして、いつかきいたこえがはなしかけてきたのです。
「ヤァ、マタアッタネ?」
そのこえははじめてきいたときより、なんだかつめたいこえでした。
「ナニモハナサナクテイイヨ、ボクハゼンブシッテイルカラ。」
おんなのこがなにかをはなしかけるまえに、そのこえはぺらぺらとしゃべりはじめました。
「キミハエライネ、ヒトノタメニウゴケバ、ダレモキズツカナイトオモッテ、アレカラスゴシテキタンダカラ。」
おんなのこはそのこえをきくしかありませんでした。
「ケレドワカッタデショウ?ドレダケ、ヒトノタメニウゴイテモ、イイコトガアルワケジャナイッテ。」
どこからそのこえがきこえてるのか、わからないからです。
「ボクハキミノ"キズ"だ。キミガキズツクト、キミガクルシムト、キミガカナシムト、ボクハテデクルンダ。」
おんなのこはじぶんのからだをみますが、どこもまっかになっているわけではありません。紅蜘蛛
「モウダメナンダヨ、カラダノキズハカタマッテキエルカモシレナイケレド、ココロノキズハキエナイ。」
おんなのこは、ただそのこえをきくことしかできませんでした。
「モウイイデショウ?コレカラサキ、オナジヨウナコトバカリダ。コワレテシマッタココロハ、モドッタリハシナイ。」
そして、だんだんとそのこえにのみこまれていきます。
「ナライッソノコト、ヤメテシマオウヨ。」
なにをやめてしまうのか、おんなのこはわかりませんでしたが、そのこえがおそろしくなってきました。
「ニゲラレナイヨ、ボクハキミノナカニイル。ドコニイッタッテ、ボクハズットイッショナンダヨ。」
どんどんおおきくなるこえに、おんなのこはみみをふさいで、にげるようにしたをむきました。
そのとき、ふとじぶんのひざがめにとまりました。
かつてともだちがいたそこは、もうきれいになおっていましたが、おんなのこはおもいだしました。
「ゆうきをもつことを、わすれない。」
そうつぶやくと、さっきまできこえていたこえはきこえなくなっていて、かわりになつかしいこえがきこえてきました。
「ごめんね。いじわるするようなことをして。」
「ううん、いいの。おかげでたいせつなことをおもいだせたから。」紅蜘蛛
そのこえはかつてけがをしたときにきこえてきたこえでした。
「これからきみは、きょうのようにきずついてしまうようなことがあるかもしれない。でも、そんなことにまけてほしくはないんだ。」
「うん。わかった。」
「もうぼくとはあえないけれど、もうだいじょうぶってしんじているよ。きみはもう、つよくなったみたいだから。」
「うん。わたし、わかったの。あなたがはなしかけてきたりゆうも、これからどうすればいいのかも。だから、だいじょうぶだよ。」
「よかった。もうしんぱいはいらないね。じゃあ、げんきでね。」
「うん。ばいばい、そしてありがとう。」
それから、おんなのこはおおきくなっていくのですが、もうしたをむいたり、たちどまってしまうことはなくなりました。紅蜘蛛
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2014年01月08日

テッドから受け取った酒に口をつけたガリウスは、その味に驚喜しつつ思わず声を上げた

「ほっほう!?こいつぁ新しい火酒じゃねえか!?」御秀堂
テッドから受け取った酒に口をつけたガリウスは、その味に驚喜しつつ思わず声を上げた。
あの、強い酒精と独特のにおいがする、新しい火酒。
気のせいかこの前分けてもらったものより更に上等な酒の味が、ガリウスの口いっぱいに広がった。
「酒があるなら、やっぱり肉じゃな!」
この美味い酒との出会いに感謝しながら、ガリウスはそれに手を伸ばす。
鶏の肉を油で揚げたとおぼしき塊と、中に刻んだ肉とオラニエがたっぷり詰まった揚げ物。
その二つを口にしていく。

鶏の、脂が乗って生姜の風味がきいた肉が噛み締めるたびに衣を突き破って口の中にたっぷりと肉汁を残していく。
刻んだ肉がたっぷり詰まったほうは豚の肉汁と少しだけ甘いオラニエの風味が、香ばしい衣の風味と混ざり合って口の中に広がる。
そして、その肉汁が口に広がったところで、酒を一口。
強い酒精と香りが肉汁を洗い流し、美味い。
この組み合わせは何度試そうとも、飽きることが無い。
「あ、ガリウス、から揚げとメンチカツならその黄色い奴の汁を掛けるといいよ。
 あと、メンチカツにはその黒いソースをつけても美味しいんだ」
「む……むむう!?」V26
ふと耳に飛び込んできたテッドの助言に従い、黄色い果物の汁を掛けて食ってみて……絶句する。
鶏のカラアゲとか言う料理に加わった、爽やかな酸味。
メンチカツというらしい細かく刻んだ肉の揚げ物につけた、黒い汁。
それらが加わることで、この2つは更に味が高まった。
「こりゃたまらんわい!」
ガリウスはごくごくと酒を飲みながら、次々と口に料理を放り込む。
その動きは、すべてがなくなるまで止まることは無い。

サシャは一心に魚を食べていた。
(この魚、すっごく美味しいけど、何の魚でしょう?)
それは、サシャの記憶には無い味だった。
赤い身の魚のように脂が乗っているのに、白い身の魚のように臭みが薄い。
色もピンクに近い色で、まるで赤身の魚と白身の魚が混ざり合ったような味。
それがさっぱりとした、乳色の酸味があるソースとよく合っている。
(それにしても……本当にどこからこんな魚を……)
食べながら、テッドが持ってきた品の出所を考えていると、テッドの声が聞こえた。
「おおっと!これ、シュライプじゃん!?へえ、シュライプってフライとかドリアだけじゃなくて辛い味付けもあうんだなあ」
(しゅらいぷ!?)
その言葉に反応し、サシャはテッドが食べているそれと同じものに手を伸ばす。
四角い、何かを包んで揚げたと思しき一見すると地味な料理。
それをフォークでさして口に運ぶ。
「……!?うわ!?本当にしゅらいぷじゃねえか!?」紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 11:18 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月26日

都知事選、3年弱に3回で経費計130億円に

猪瀬直樹・前東京都知事(67)の辞職に伴う知事選の日程が25日、来年1月23日告示、2月9日投開票に決まった。中華牛鞭

今回の知事選でかかる費用は約50億円。わずか3年弱の間に計3回の知事選を行うことになり、選挙費用は3回で計130億円に上る見込みになった。

石原慎太郎元知事が4選を果たした11年4月の知事選にかかった費用は約42億円で、その石原元知事の突然の辞職に伴う昨年の知事選では、衆院選と同日選となったことで節約できたものの約38億円かかった。

都幹部は「3回のうち2回は知事の辞職によるもの。新知事には任期をまっとうできる人になってほしい」と話した。蔵秘雄精
posted by 久留巳 at 11:13 | TrackBack(0) | ジョーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

アルは何やら酷く自分を責めている貴族をおいて、建物に入った

アルは何やら酷く自分を責めている貴族をおいて、建物に入った。痩身1号
「門限を過ぎているわよっ」
 二人の前に立ちはだかったおばさんが言った。
「足をくじいてしまって」
「そんなもんは理由にならないね」
 女の子はアルの見えないところで、何か合図したようだ。
「まったく、そんなもん、長続きはしないんだよ……」
 捨て台詞を吐き、おばさんは戸に鍵を掛ける。
「待てっ、娘が……、娘がぁあああ」
 激しく叩く音。
「あんた、いい加減にするんだよ。門限は守ってもらわないと。誰も入れないよ、帰りなぁあ」
「あぁあああああ、私を泊めてくれ、私も帰られないんだぁあああああ」
 おばさんは容赦なかった。ふたりに気付いたおばさんが言う。
「たんと、泊めてやるよ、王宮の門は固く閉じられてしまったんだからね、分かってんだよ……、早く戻りな」
 王宮には夜間外出禁止令が敷かれているらしい。何かあったのだろうか、それにしては慣れているらしい。
 急な階段を上るアルの耳元に女の子が話しかける。中絶薬
「王宮内は物騒なのです。この前も王女に射かける暗殺者がいたのです」
「そうなのか……」
 王女は王宮内でも暗殺の危機にさらされている。
そうなってはじっとはしていられない。
いや、僕は王女が好きなわけじゃない。
 身分違いの恋沙汰は碌
ろく
なものがない。
 そうだ、リストさんは優しくて、気がよく回って……。
 そんな人と結ばれた方がいい。エリーサもいないし、母さんも死んだし、暗殺されそうにもなった。少し頭がおかしいんだ。
 なんで、じっとしていられないなんて、おもったのだろうか。
 そんなことをアルが考えていると、女の子が話しかけてきた。
「アルさん? だいじょうぶですか。私、歩いた方がいいですか?」
「だいじょうぶ」
 アルが大事にするのは、たった一人の肉親の妹、エリーサ。それは今でも変わらない。紅蜘蛛
posted by 久留巳 at 10:42 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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